たおやかな眩暈

すきなこと、すきなだけ

人生最初で最後の推しが夏休みを満喫するらしい

衝撃の発表と会見から2日経ちました 相変わらず陽は昇るしお腹は空くし世界は回り続けてるんですね、不思議なことに

もちろん驚きました、だって先月コンサートに行った時にはあんなにキラキラしてて、いつも通りふざけてて、メンバーと笑いあってて 最後の挨拶もひたすら感謝の言葉を述べる大野くんは10周年の時やハワイの時となんの違いもなくて ああ、私はやっぱりこのグループが好きだなって再確認したのに

でもね、同時にやっぱりなって思う自分もいるの 私はちょうど嵐と同い年だからデビュー前の大野くんなんて分からないけど、当時のファンの人たちのツイートとか見ると、本人も振り返って言ってるけど、辞めたいって思ってることが垣間見えるんだってね

わたしはね、大野くんはアイドルになるために生まれてきたんじゃないかってたまに思ってた あんなに踊りが上手くて、歌が上手くて、ファンをほんとに大事にしてくれて、バラエティでイジられてもいつもニコニコしてて、誰にでも愛されてしまう性格で ただ、大野くんはそれだけにとどまらず、絵も上手いし釣りも好きだし、きっと大勢ではしゃぐよりも一人で何かに打ち込んでる方が好きなんじゃないかって思う瞬間もあるの、しやがれの作ってみようとか ふと気づいたらいなくなってしまいそうな儚さが大野くんにはあった、と勝手に言わせてもらう その儚さが何よりの魅力であったことは言うまでもないけど 大野くんはきっと相手を自分の懐に入れるのが上手い人なんだろうな 自分が相手の懐に入るんじゃなくて、あくまで黙って両手を広げて待ってる そしてきっと、誰もがそこに飛びつきたくなる、そんな人だと思うよ、だって共演した人みんな大野くんのこと好きになってるもん

誰よりも自由が好きで、なんとなく世界一周放浪の旅なんかに行ってしまいそうな大野くんが、20年、Jr時代を含めたらそれ以上の時間を芸能界というもしかしたら一番彼に似合わない場所にいてくれたのは、きっと他の4人のメンバーのおかげだと勝手に思ってる たとえ嵐になったのがジャニーさんに騙されたみたいな始まりだったとしても、少なくとも20年間、大野くんは自分の意志で嵐の一員でいてくれたんだよ、幸せだよわたしは

それで今回、事務所さえ辞めようとした大野くんを引き止めて、「休止」という形にまとめてくれたのはほんとに凄いと思うの 自他共に決めたら頑固な大野くんの意見を、ある意味で変えることのできる、止めることの出来る人が世界に4人もいるんだよ しかもその4人は他の誰でもない、世界で一番の大野くんの味方で、仲間で、家族より長い時間、色んなことを共に乗り越えてきた4人なんだよ 私の好きになった人の周りにこんなに素敵な人がいるなんて、信じられる?

好きな人が「自由に生活してみたい」って言ってて、それを止められる術なんてないけど、止めないし止められないけど だってその「自由」を奪ってたのは紛れもなく私たちだから、例えそんなことないよって言われたとしても、大野智という一人の人間の普通を奪ってしまったのは、ファンの存在であったことは事実であって そんな中でも会見で「嵐でよかった」って零すように言った大野くんには感謝しかないよ、ありがとう

個人的に、ほんとにぼんやりとした勘なんだけど、もしかしたら大野くんはもう芸能界に戻るつもりはないんじゃないかと思ってしまう時がある でも、会見で「戻ってきた時にアイツなんなんだって言われないようにビジュアルはキープしたい」って言った大野くんの言葉を信じたい、たとえリップサービスだったとしても

もう一つ言うとTwitterがあったかいよね、休止を「夏休み」って言うんだよ?誰も大野くんのことを責めたりしない 始業式は5人でね、なんて、優しすぎるよね、大野くんがよく「みんな優しいよね」って言ってる意味がわかったよ

支離滅裂すぎるけど、zeroの翔くんの「解散ではない」「復活はある」って言葉がほんとに嬉しくて ああ、こんな時にもこの人たちは好きでいさせてくれる 活動休止会見ひとつとっても、スーツじゃない、ある意味ラフな格好で、5人でバラエティみたいに笑って、言葉が詰まったら誰かがフォローして、全部の質問に迷いなく答えてくれて 10年前の自分に言ってあげたいよ、あなたの好きになった人達は最高だよって、あなたは間違ってなかったって

一番最初に会員限定の動画を見た時にはほんとに涙が止まらなかった 2017年から話し合ってきたってことを知って、今まで能天気にキャーキャー言ってた自分がバカみたいで Twitterで流れてる色んな憶測を見ては泣いて、考えて、また泣いて でもどんなに泣いたって嵐のことを嫌いになんてなれなくて、だって、5人で話し合ってみんな納得したっていう結論に頷くしかなかったんだもの 青木アナも言ってたけど、5-1が4じゃなくて0だって初めて知って いつだって彼らは横並びで手を繋いで、夢を見させてくれてたんだなって気づいて 今回の50公演のコンサートもそのためだったんだって気づいて、その優しさが痛くて、優しいが故に残酷で、でも責めることなんて出来なくて

でも会見でやっぱり好きだなって思えて、いつかは分からないけど待っていようってようやく思えた あと2年を、全力で応援しようって思えたんだよ すごいよね、嵐って 2年後の自分がどうやって日常を送るのかはわかんないけど、きっと2年後も、わたしはウォークマンで嵐の曲を聞いて、たまに口ずさんで、休みの日には嵐のDVDを見て、ふと思い出したように泣くんだろうな

大野くん、ゆっくり休んでね、いややっぱり早く帰ってきてね、それでいつもみたいに真っ黒になって、満喫したんだねって思わせてよ